「農業編:納島のお米たち〜もみ撒き〜」

皆さんこんにちは、お尚です🐵🍌

本日からは、納島のお米たちができるまでの経過をレポしていこうと思います🌾

納島では、まず、米の苗を育てるところからです。

田植えできる状態までお米の苗を種籾(たねもみ)から育てる「育苗(いくびょう)」と言います。
苗の栽培が米作りの半分を占めるといっても過言ではないくらい、育苗は重要かつ気を使う作業であるそうです。

できた苗を植えたりするところもありますが、納島では育った苗を運ぶことは難しいです。
離島なので、船に苗をのせて、しかも何軒分もの苗をのせます。1軒50~120もの数になってくるので、もちろん一回では運びきれず、船の往復や積み込みの作業を考えると逆に手間がかかってしまいます。
そのため、米のもみを買ってきてそれぞれの家で苗まで育てるのです。

お米ができるまでの流れとしては、

①もみまき
②水撒きして苗まで育てる
③田畑の準備
④田植え
⑤収穫

となっています。この時期、2021/04/16時点では、④の「田植え」がちょうど終わった頃になります。

その流れをいくつかに分けてご紹介していきます!

まず初めは、「①もみまき」です!

もみまきは、大体3月の13~15にかけて各ご家庭がされていました🌾

もみ

機械でするおうちもあれば、手作業でされるお家もあります。

今回、手作業のお手伝いをしたので、そちらのご紹介をします。
まず、「もみ」ですが、もみも買ってきたそのものを使うわけではありません。
お風呂やハウスなど、40度近い空間で2日ほど寝かします。
これは、一斉に発芽をするように水分を含ませ発芽の準備をしているのです。
簡単に言うと、「もみさん起きてね〜、そろそろ活動始めるよ〜」的なお知らせといってもいいと思います。(知らんけど。笑)

ま!そんなこんなで、もみの準備ができたら、撒いていくのですが、その前に、パレットに新聞紙を敷いて、泥を均等にのせます。そして、水と水で薄めた薬(栄養)をたくさんかけ、染み込ませます。
この泥を数時間おくご家庭もあれば、置かずにもみを撒いていくご家庭もあります。(家庭によりけり)



私は、ここまでの作業はお手伝いできていないのですが、もみをまく作業に参加させていただきました。
もみを撒く順番は

①もみを2、3回
②泥を2、3回

と言う流れです。
2、3回って意味がわからないと思うのですが、作業中の写真を見ていただけたら伝わるかと思います。

ちなみに、私は、一回だけもみを撒き、あとは泥運びをしていました😉笑

このあと、パレットに蓋をして、水で濡らしたお布団をかけ、ビニールで包んで芽が出るのを待ちます。

作業としては、1時間半〜2時間程度でした。
昔は120とかしていたおうちも100未満になったりと皆さんどんどん数が減ってきているそうです….

ぜひ、納島で農業したい方がいればご連絡いただけたら嬉しいです✨

今回は、お米たちのもみまき編でした🥺✨

美味しいお米ができる日を夢に見て….

次回は、経過報告です!