青龍の幻想世界「命の祈り」

クライエント 奈良県女人高野 室生寺

今回Maayaさんは、お忙しい中ではるばるフランスからお越しくださっただけでなく、私たちのような小さな会社のスタッフ一人一人にまで丁寧にご挨拶をしてくださる方でした。

その時、お話の中で”命の危機”を乗り越えてこられたとお聞きしました。コロナが原因ではありませんが、私は数年前に母を亡くし、他スタッフもまた今回のイベント準備中に家族を亡くしました。

なので、今回はいつもよりも思い入れのある企画で、勝手ながらMaayaさんとの出逢いは「命の祈り」として一番ぴったりな方とのご縁をいただけたように感じています。

作品はどれも見る方によって、やさしく見えたり、力強さを感じたり、さまざまな表情へと変化します。

ぜひゆっくりと作品を眺めながら、こうして毎日元気に過ごせることが当たり前ではないということ、今日笑って過ごした周りの人たちと必ずまた会えるとは限らないこと。今がどれだけしあわせな時間かということを、忘れかけていた気持ちを思い返すきっかけとなれば幸いです。