残暑厳しい8月某日。
大阪・福島区に構える私たちHakutaiの古民家事務所と、
小値賀町役場をつなぐオンライン会議が行われました。
小値賀町 町長さまをはじめ、
プロジェクトでご一緒させていただく6名の方々とのご挨拶からスタート。
ミニ地域おこし企業人としてプロジェクトに参画するにあたり、
私たちが抱くビジョンや構想をお伝えしました。
今回からは、プロジェクトのビジョンをご紹介する
納島プロジェクト ~序・ビジョナリング編~ のスタートです。
納島プロジェクトとは?
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Noushima Project #01 ~納島ではじめる新しい暮らし~
「島に帰りたくても、帰れない」島出身者の想い
離島が抱える悩み。
それは、加速する人口減少と、”仕事”が少ないこと。
島の若者の多くは、仕事を求めて、都市に拠点を移す選択を余儀なくされます。
大切な島のチカラになりたい。
大切な故郷に恩返ししたい。
遠く離れた都市で働く中、その想いを抱えながらも、
今の仕事を手放して、島に戻るには障壁が高いのです。
故郷への恩返しのかたち。新しい島との関わり方
私たちが、この納島プロジェクトで掲げる展望のひとつは、
「島から離れていても、島に関わる仕事ができる仕組みをつくること」
たとえば、観光PR。
島出身者だからこそ、故郷を離れた今、その魅力や価値に新たに気がつくことができます。
当たり前にあった、大切な日常を反芻するように、
その魅力を誰よりも、心を込めて深く伝えることができるのは、島出身の方ではないでしょうか。
IT技術の進歩のおかげで、さまざまなツールを活かして、どんな場所にいても、世界に情報を発信することができる。
今だからこそできる、島との関わり方。
これは、あくまでも一例ですが、
遠く離れた場所にいても、大切な故郷への恩返しができる。
その想いを持つ人と、島とを繋ぐ、プラットフォームの構築を目指します。
「どこでもできる」が叶えられたら、離島はもっと豊かになる
私たちは、このプロジェクトを通して、交代制で大阪と納島を行き来しながら、
自分たち自身がその先進モデルとなって、「場所に縛られない働き方」を研究・実践していきます。
オンライン会議から見えてきたもの
小値賀町長さま、関係者さまとのオンライン会議のなかで、島の方々の想いをお聞きし、私たちは自分たちのやるべきこと、大切にすべきことを再確認しました。
都市と地方。
生活サイクルや、習慣、風習、価値観。異なるものがたくさんあります。
そしてプロジェクトを進める中では、守るものと、新しくするものが生まれます。
多様なものが合わさるときや、相反する2つのものの間には、隙間や干渉が生じます。
私たちはそれらをきちんと見定め、中和しながら、関係する方々と共に協力して、プロジェクトを進めていくことが大切だと感じました。
次回は引き続き、納島プロジェクト~序・ビジョナリング編~ です♪