訪日外国人が年々増え続ける中、日本も一人一人がグローバルな人材になることが必要とされています。
この情勢の中で、引け目を感じずに自信を持って海外の方々と接することができるようにと、奈良県にある和菓子屋さまをサポートさせていただいております。
目標
①語彙力・英語でのコミュニケーションの基礎を身に着ける
②「話せない」を「話せる!」の自信に変えること
③実践の場で活かす
【英会話】の講座と【接客英語】の講座、各月1回(2時間)全12回のコースです。
各講座での様子をこのページでご報告させていただければと存じます。
実施日時
2018.9.18 Tuesday(第9回/12回)
講座内容
- Today’s topic 前置詞
前置詞の大まかな使い方を前回のレッスンにてカバーしました。前置詞が使えれば、会話の中で場所や時間など、より細かな補足説明ができるので会話の幅が広がります。今回はきちんと意味を復習して身に付けたいとのスタッフさまのご要望も踏まえ、様々な前置詞を使っての例文作りをしました。
前置詞をマスターする一番のポイントは「核となるイメージを掴む」ことです。種類だけでいえば約80種類はあります。多いです。しかし、頻繁に使うものをまずマスターするだけでも一文に詳細が加わった文章を作れます。ステップとしてはまず30種類ほどを覚えましょう。
前置詞のイメージを掴むと言いましたが、
例えば、
1)I arrived in Osaka.
2)I arrived at Osaka station.
inは広範囲を指すのに対し、atは1点を指します。
大阪という広範囲な話になる1)に対し、2)は大阪駅という狭い範囲の話になりますね。
日時や時間を表す時、in a weekであれば1週間以内であるのに対し、at 3 p.m.は午後3時という一点を表します。
また、onは何かの上と記憶している方もいらっしゃるかもしれませんが、onは接触を表します。
例えば、
1)There is a pen on the table.「机の上にペンがあります。」
2)I like the picture on the wall.「私は壁に掛かっている絵が好きです。」
3)The light on the ceiling looks beautiful.「天井に付いている電気はきれいですね。」
など、物がある角度は様々ですが、全て接触していますよね。
このように、一つの前置詞のイメージをおさえると使い分けに迷った時に判断がつきます。
*その他の前置詞のイメージ(一部)
・from・・・起点から出発する、起点から離れる
・to・・・「方向」や「到着」
・for・・・「目的」、「方面」(〜に向けて、〜に向かって )
・of・・・「分離」
・into・・・in(中) + to(方向)=(外から)中へ
例文)
I walk from my house to the office every day.
We need to prepare for the presentation.
He is independent of his parents.
She’s going to move into a new house.
成果
イメージ図を見ながら英作文をしていただきました。最初は使い分けが難しいように見受けられましたが、「文章作成→発表」を順番に何周も行うことでレッスン終了時には「前よりしっくりきた!」とのお声がありました。次のトピックに移るのを拒まれるほど、前置詞英作文を楽しんでいらっしゃるスタッフさまもいらっしゃいました。^^アウトプットがしっかりできていらっしゃる印象を受けました。
課題
豊富な会話の内容を導くために、動詞の語彙力の向上に向けてサポートさせていただく必要性を感じました。どの言語でも核になる動詞の語彙力を身に付けることで自分・他人の状況の伝達、依頼また相手に物事を尋ねる文章量を増やせます。今行なっている単語テストから英作文をし、単語を定着させられるような練習スタイルを大切にします。
次回の戦略・展望
「オリンピックに向けて英語力をつけたい」とのお声が多く挙がりました。オリンピックを一つの指標とし、今後も右肩上がりのインバウンドマーケットに向けての心構えをスタッフさまと構築できればと思います。次回は海外の方に出会った時の挨拶の仕方、導入の会話などを、これまでの復習を踏まえながらロールプレイングをします。その次の回で道案内、日本食や観光名所を紹介する練習をする予定です。